痛風のメカニズム
痛風は食物に含まれるプリン体を多く摂取するなどして発症する病気と広く認知されております。
このプリン体を体内で分解して、最終的に残る分解しきれない成分が尿酸です。
この尿酸は体内に食物として入ってくるプリン体から生成されたものと体内で自ら生成したものと二種類あります。
この際の比率は食物から入ってくるプリン体から生成された尿酸を1とすると、体内で生成された尿酸はなんと6だそうです。
食物から取り入れたプリン体から生成される尿酸より、体内で生成される尿酸の方が圧倒的に多いのだそうです。
と、いう事は食事療法での節制も重要ですが、普段の生活から尿酸が体内で生成されないように心がける事が大切になりますね。例えば・・・激しい運動をしない。無酸素運動など。新陳代謝がプリン体を尿酸に変えます。(激しい運動をする選手に高尿酸値症の人が多いのはその為です。)
この尿酸は体内に一定量プールされます。
このプールから尿や汗といった形で体外に排出されます。
この尿酸プールに入ってくる量と排出される量が一定であれば尿酸値が高くなったりしません。
しかし、何らかの形で尿酸の排出が上手くいかない場合、この尿酸プールが溢れ出してしまいます。
こうなると血中の尿酸値が高くなり、尿酸結晶が起こりやすい状態になります。